COMIC1★15新刊「平成オタク物語」の見どころ紹介 その2

こんにちは、北近畿5号です。

平成の懐かしい思い出を振り返る合同誌「平成オタク物語 僕らが生きた平成ヒストリー」の見どころをご紹介する企画の第2弾をお送りします。

今回も選りすぐりの3本をご紹介します。

「ショテン街の本屋さん(作るほう)」(書いた人:ますた)

あなたが最後に本屋さんで本を買ったのはいつでしょうか?

今や電子書籍は私達の生活の一部になるくらいに普及しました。電車内を見渡すとスマートフォンやタブレット端末で雑誌や漫画を読む人をたくさん見かけます。逆に紙の雑誌や漫画を手にしている人は珍しいくらいになっています。

平成30年の間に読者と本の関係は大きく変化しました。そして、それに合わせて出版業界も様々な変化を乗り越えてきました。ますたさんの「ショテン街の本屋さん(作るほう)」では、そんな出版業界の変遷を出版社の立場から振り返っていきます。近年雑誌や書店が数を減らしている理由や、電子書籍が普及するまでの長い道のりなど、ここでしか聞けない業界裏話も必見です。

ますたさんにインタビューしてみました

質問1 どうしてこのテーマを選びましたか?
ますた:オタクをこじらせた挙げ句、非漫画系の出版社に勤めてはや10年。おそらく漫画やラノベのことは目立ちたがりの人があれこれ書いてくれるはずなので、実用書の出版社から見た平成の業界を語るのも少し珍しくて面白いのではと思ったのでこの席を借りて書かせていただきました。

質問2 特に注目してほしいポイントがあれば教えてください!
ますた:気の向くままに書いたら、半分を占めてしまった「なぜオタクに堕ちたのか」というお話。私と同じように、多感な時期にハニートラップに引っかかってオタク堕ちした人は多いはず。ぜひ自分が「オタク堕ち」した瞬間を思い出しながら読んでみてください。

質問3 読者の方へ一言どうぞ!
ますた: 趣味も年齢も仕事もバラバラな人たちが集まってひとつの本ができる。こんな繋がりができたのも実に平成らしいなと思いました。ほかの方の記事も素敵ですのでぜひ手に取って読んでもらえれば嬉しいです。

漫画好きの私としては、雑誌の休刊や電子書籍が台頭するまでの歴史など、読んでいてなるほどと納得するところがたくさんありました。また、オタクになったきっかけが赤裸々に告白されているのも「あるある〜」といった感じで親近感を感じました。ぜひ「平成オタク物語」を手にとって続きをお楽しみください。

「鉄道とゲームを追いかけた平成オタクのあゆみ」(書いた人:いなぎ)

続いては、鉄道とゲームをこよなく愛するいなぎさんの記事をご紹介します。いなぎさんは鉄道同人サークル「武蔵野運輸区」を主宰されており、「205系の同人誌の人」と聞けばピンとくる方もいるのではないでしょうか?

この記事では、いなぎさんがオタクになるまでのきっかけと、鉄道同人サークルを立ち上げて「205系の同人誌」を執筆するまでの裏話が語られます。また、もう1つの大きな趣味であるゲームについても、印象深いハードとソフトの両方を取り上げて振り返っていきます。

いなぎさんにインタビューしてみました

質問1 どうしてこのテーマを選びましたか?
いなぎ:同人とコンシューマーゲームの2つのテーマにしたのは、自分のオタク歴からして外せないものだったというのが理由です。同人は2018年末で活動開始から10年、ゲームも物心がつくころから今に至るまでやっているので、並列で語りました。

質問2 特に注目してほしいポイントがあれば教えてください!
いなぎ:自宅にあったゲーム機の一覧表を見ていただきたいです。ファミコンからPS4まで追いかけてきているのですが、このゲーム機は持ってる、持ってないなどご自身の状況と合わせてみていただければ面白いかなと思います。セガやMicrosoftのゲームハードは買ってなかったので、ともすればにわかっぽく見えますが……。昨今はスマホゲーが台頭してきてますが、この記事を読んでコンシューマーゲームの面白さも触れていただければ幸いです。

質問3 読者の方へ一言どうぞ!
いなぎ:自分の趣味の散らかり具合を表した文章になりましたが、オタクってそんなもんだよな、と読んでいただければ幸いです。

本文中で登場したNINTENDO64やゲームボーイカラーは、私にとっても親しみのあるゲーム機で、記事を読みながら懐かしい思いに浸ってしまいました。平成一桁生まれの方にはきっとグッとくる記事になっていると思います。

「藤やんのパソコン遍歴 No PC No Life」(書いた人:藤やん)

あなたが最初に触ったPCは何か覚えていますか?MS-DOS、Windows、Mac etc……世代によって機種やOSはバラバラでしょう。この記事を書いてくださった藤やんさんの場合はMS-DOS 5.0がインストールされた「PC-9821」だったそうです。

本記事では藤やんさんがこれまで使用した計10台のPCが登場します。平成5年頃にPC-98の購入を検討した頃の貴重な資料から始まり(この頃はPC一式50万円がザラだったそうです)、時代が進むにつれてLaVie S、バイオJX、バイオノートSRなどの懐かしい機種が登場します。PCの紹介と合わせて当時のアプリケーションやインターネット事情にも触れられており、「Lotus1-2-3」「クラリスワークス」「ダイヤルアップ接続」などなど、その手の世代にはたまらない記事に仕上がっています。

藤やんさんにインタビューしてみました

質問1 どうしてこのテーマを選びましたか?
藤やん:平成30年の間に、自分の周りで劇的に変化したモノの一つで「これがあったから今がある!」ということと、「この本を読んでくれる方も懐かしく思えるテーマ」だと思い選びました。

質問2 特に注目してほしいポイントがあれば教えてください!
藤やん:いちばん最初のPC-9821の話です!今回、寄稿にあたって、ずっとしまっていた資料を引っ張り出すと、パソコン黎明期の取説や資料の説明の細かさにビックリしました。そして、今では考えられないほどのスペックの低さ!スマートフォンよりも容量もCPUも性能が低いのに、値段が圧倒的に高い!そんなことで改めてこの30年の進化を感じて下さい。

質問3 読者の方へ一言どうぞ!
藤やん:タイトルでもお分かりの通り、BSの某番組っぽく書いてみました。普段、何気なく使っているパソコンですが、30年の進化の中で、それぞれ愛機があり、それぞれに思い出があるなぁと思いました。私のつたない文章ですが、読者の皆さんにもそれを感じていただけると幸いです。

最初に紹介されているPC-9821のCPUのクロックが数十MHzだったり、メモリが数MBしかなかったりと、今のPCとは比べ物にならないスペック差に驚かされました。そこから時代が経つにつれてスペックが上がっていき、CPUは数GHz、メモリは数GBが当たり前になっていくわけですが、この変遷を見ていくと平成の間にいかに技術が進化したか実感できました。もしかしたらあなたが愛用していたPCも登場するかも。ぜひお手にとって読んでみてくださいね。


第2回の見どころ紹介いかがでしたでしょうか?まだまだ魅力的な記事がたくさんありますので、次回も取り上げていきたいと思います。どうぞお付き合いのほどよろしくお願いします!

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