こんにちは、北近畿5号です。
前々回、前回から引き続き、「セカイがカフェになっちゃった!」の楽曲考察を続けていきたいと思います。
今回は楽曲の音の響きを決めるコード進行について分析していきます。
コード進行 ~王道の中に見え隠れするごちうさらしい可愛らしさ~
Bメロ、Cメロ、サビに王道進行(IV7→V7→IIIm7→VIm)の派生系が見られます。これは言わずとしれたポピュラーソングの定番的コード進行で、近年のアニソンでも多用されています(ごちうさだとノーポイッ!のBメロとサビで使われています)。王道進行には日本人の琴線に触れる感情の揺さぶりが表現されているとされ、サブドミナントセブンス→ドミナントセブンスへの2度上行で緊張を高めた後、サードマイナーセブンスへの憂いを含んだ3度下行、そしてその憂いを解決するVIへの4度上行で構成されています。本曲が王道進行を活用したことにより、明るさの中に感情を揺さぶるサウンドが取り入れられ、今回のOVAのテーマに合致した感傷的な響きに仕上がっていると言えます。...
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